なぜ今さら銀投資?
銀価格は1980年をピークに2000年まで下がり続け、金同様に投資対象としては忘れられた存在になっていた。しかし、中国やインドの台頭や地政学的リスクの増大とともに復活の兆しを見せ始め、20数年ぶり高値を連発している。
銀需要の約2割は写真フィルム用で、デジカメの普及に伴いこの分野の銀需要は減ると考えられる。一見すると銀の需要はこのまま減るのではないかと考えがちだが、 銀需要の約5割を占める工業用の需要が増え続けている。特に電子・電気分野での需要増が著しく、代替金属の使用が難しいことが需要増の一因になっているようだ。
このように銀の需要は伸びているわけだが、実は2005年までは供給量もハイペースで増えていた。しかし、昨年から供給量がマイナスに転じ、今年も前年比でマイナスになる可能性が高くなっている。(参考:銀、強気の需給・投資環境)
さらに、ドル安や地政学的リスク増大に伴うインフレ懸念から金価格が急上昇しており、金価格との相関性はあまり高いとはいえないが、銀価格もつられて上昇する可能性がある。つられて上昇と言うよりも金のパフォーマンスを超える可能性がある。というのも、2003年から2006年にかけては実際に金のパフォーマンスを上回っているうえ、現在の銀価格はかなり割安だと考えられているためだ。
1980年の金の最高値は850ドルで、これは現在の金価格とほぼ変わらない。これに対し銀価格は、1980年当時最高で48ドルと現在の3倍程度だ。つまり単純に48ドル程度までは見込めると考えられる。さらにインフレ分を補正すると・・・48ドルの倍程度、約100ドル近辺が妥当ではないかと言うことになるわけだ。
銀投資って何買えばいいの
金投資やプラチナ投資とは異なり存在感が薄く、実際に投資するとなると何が買えるのかわかりにくい。金、プラチナともにオンライン積立という手軽な投資方法があり、金に限っていえば金ミニや大証の金ETFという手もあるが、銀投資の場合はどうだろうか。私の場合、アメリカの格安オンラインブローカーを通じ、銀ETF(SLV)やCoeur d'Alene Mines (CDE)等に投資している。これらは昨年買ったもので、CDEでは若干足がでているものの、SLVに関しては30%以上の利益が出ている。日本国内の格安ブローカーでも海外ETFの取扱が増える傾向にあり、金融庁もコモディティETF上場に向け検討作業(ETF・投信への商品組み入れ、金融審で賛成意見多数)に入るなどコモディティETFの上場に向けた動きが活発化しているため、日本国内でも銀ETFが買えるのはそう遠い将来ではないようだ。
銀地金相場
金地金同様、田中貴金属や石福金属工業などインターネットでチェックできる。 石福金属工業では銀地金の売買もできるが、少量だと売買ともに手数料がかかる。
(参考)
silverstrategies.com
田中貴金属発行 World Silver Survey 2007」日本語ダイジェスト版 PDF(65MB)





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